鈴木たかのり@PyCon JP Association代表理事です。
2025年11月22日(土)に開催されたオープンソースカンファレンス2025 FukuokaにPyCon JP Associationとしてブース出展と発表をしたので、その報告をします。
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| 左はブースを手伝ってくれた鮫島さん |
初めての福岡、初めてのOSC Fukuoka
私は福岡に行くのは初めてでした。会場は九州産業大学です。初めて訪れる大学ですが、博多駅から少し移動したところに広大なキャンパスがありました。
ブースで話していた感じでは、参加者でPythonをがっつり使っている人は結構少ない印象でした。学生の参加者の方も、ネットワーク系とかの方が多くて、ツールとしてPythonは使うけど、という方が多めでした。
今回のブース出展では、Python Boot Camp in 北九州が来月(12月20日(土))に開催されるため、その宣伝も行いました。現地スタッフの鮫島さんがチラシを持ってきてブースを手伝ってくれたのでありがたかったです。
また、今回うれしかった出会いとして「以前、福岡で開催されたPython Boot Campに参加して、PyCon JPにも参加した。PyCon JP 2026(広島)にもできれば参加したい」という方に会えたことです。「日程があえば、ぜひ次回のPython Boot CampにTAとして参加して欲しい!!」ということも伝えておきました。
ランチは、せっかく福岡に来たので、少し歩いたところにある豚骨ラーメンのお店(麺屋 すみ岡)に行きました。あっさりめでおいしかったです。
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| 豚骨ラーメン |
トーク:エラーはともだち こわくないよ
トークは 「エラーはともだち こわくないよ」と題して、Pythonのエラー、例外にどういうものがあるか、どのように例外処理をするかという話をしました。
トークの後半では最近のPythonでエラーメッセージがわかりやすくなっているということについて紹介しました。
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| トーク会場 |
スライドは以下で公開しています。興味のある方はぜひご参照ください。発表は録画されているそうなので、後日OSPN.jpのyoutubeチャンネルで公開予定です。
おまけ:Python Meetup Fukuoka #5
PyCon JPの活動ではないですが、OSC Fukuokaの前日にたまたまやっていたPython Meetup Fukuoka 5に参加してきたので簡単に報告します。
このイベントについては、PyCon JP 2025のポスターセッションで主催のZhanさんが 発表していたのを見て知っていました。スピーカーとしてSteering CouncilメンバーのDonghee Na氏が韓国から来てくれるという、超豪華なイベントです。
Donghee氏がわざわざ日本に来てくれるなら会いに行かねば!!ということで前乗りして参加してきました。私の他にも3名ほど東京から参加した人がいたようです。なんと台湾からこのイベントのために来たという猛者まで!!
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| Donghee Na氏 |
最初のトークはPythonの開発全般の話、2つ目のトークはよりディープなPythonの実装についてのものでした。2つ目のトークのトピックは以下の4点でしたが、Cの実装だったりバイトコードの話だったりが中心で、めちゃくちゃ難しかったです。
- PEP 765: Control flow in finally blocks
- Free-threaded mode improvements
- Tail Call Dispatch
- Incremental GC
トークの最後にはCPython 3.15になにが入るかという話があり、以下が紹介されていました。
- PEP 810 - Explicit lazy imports
- Stable ABI for Free-Threaded Build
- (Maybe) Official Support JIT in default build
- (Maybe) JIT x Free-threading
終了後は会場での懇親会のあと居酒屋での二次会に行きました。Donghee氏とPythonコア実装などについてのディープなトークが展開されており、英語ということもありかなりついていくのが難しかったです...
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| Donghee氏と二次会メンバー(の半分) |
終わりに
木曜に前乗りして3泊4日間の初めての福岡は、Python(とクラフトビールと福岡フード)で充実した旅でした。また福岡行きたいですね!!他の地域も。
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| BEERKICHIにて |






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