こんにちは!PyCon JP 2024スタッフのhkwsです。
PyCon JP 2024は、カンファレンスを9月27日から9月28日の二日に渡って開催し、9月29日にスプリントを開催しました。本記事では、そんな今年のスプリントの様子をお伝えします!
スプリントとは
スプリントとは、オフラインで開催する短期集中型の開発ミートアップのことです。参加者はPCを持って会場に集まり、丸一日自身の興味があるテーマ/プロジェクトに取り組みます。テーマやプロジェクトが複数ある「もくもく会」のようなイメージですね。
スプリントの魅力についてはこちらの記事でも解説しています。ぜひ読んでみてください。
スプリント中の様子
今年のスプリントは、渋谷のHENNGE株式会社オフィスにて開催しました。参加者は総勢70名ほどで、今年は例年と比べても海外からの参加者が多かったようです。
スプリントのオープニングでは、スプリントリーダーの方々に自身のテーマを解説していただきました。事前に応募されたスプリントテーマは2件ほどでしたが、当日飛び入りでスプリントテーマを持ち込んでくださる方が多く、最終的には10件以上のバラエティに飛んだテーマが集まりました。
オープニング後、取り組みたいテーマごとに参加者が集まり、開発を進めていきました。もくもくと作業をしながらも、オフラインだからこそできる対面のコミュニケーションを楽しんでいる様子でした。
12時ごろになると、HENNGE株式会社さんにご提供いただいたランチをいただきました。スプリントの事後アンケートでも「ご飯がおいしかった」との声があり、皆さん大満足だったようです。
その後、各テーマでの作業を再開し、夕方には各チームの取り組み成果を発表していただきました。
スプリントで得られた成果
今年のスプリントで参加者のみなさんが取り組んだテーマのうち、Webページ上での公開を許可いただいたのは以下の通りです。
- Pythonチュートリアルイベントで使うテキストの改善
- PyCon JP 2024残作業
- Bug fix of KALDI sales information system
- Free threaded (disable gil)
- New Sphinx-extensions!!
- LlamaIndexによる Embedding
- Open Source LLM Survey
- Design - PyCon HK survey form
- PyLadies Tokyo HP maintenance
- PEP 508 – Dependency specification for Python Software Packages : Environment Marker problem
- Travel Tips slides
- PyCon JP 2024の遠方支援精算とPSF向けレポートの基礎情報作成
- Trio’s issues
一部のテーマについては、スプリント当日の成果発表で使用したスライドをこちらで公開しています。興味があるテーマがあれば、ぜひ内容を確認してみてください。
スプリントを終えて
参加者の皆さんがたくさんのテーマを持ち込み、積極的に取り組んでいただいたことで、活発で実りあるイベントとなりました。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!事後アンケートでも、「参加できてよかった」「刺激を受けた」といったコメントを頂いており、イベント運営の一人として、本当に開催してよかったと感じています。
この記事を通じて、一人でもスプリントに興味を持った方がいれば幸いです。すでに発表がある通り、次回のPyCon JP 2025は広島での開催になります。スプリントの開催可否や日程はまだ未定ですが、確定次第Xや公式ページで発信します。続報をお待ち下さい!