2025-10-22

今年も東京で開催!「SciPyDataJapan 2026」

 科学技術とデータの未来をつなぐ、Pythonコミュニティによる新たなカンファレンス


2026年1月24日、東京都・御茶ノ水にて「SciPyDataJapan 2026」が開催されます。このカンファレンスは、科学技術計算に特化した「SciPy Conference」とデータサイエンスをテーマとする「PyDataカンファレンス」を融合させた、日本初の試みです。主催は、NumFOCUSおよび国内Pythonコミュニティで、幅広い分野のエキスパートが一堂に会する場となります。


カンファレンスの特徴

  1. 科学とデータの融合
    分析、モデリング、シミュレーションなど科学技術計算分野と、データサイエンスや機械学習に関するセッションが同時開催されます。参加者は、両分野の最新トピックを体験できます。


  1. 初心者からエキスパートまで楽しめる内容
    Python初心者向けのセッションから、専門家向けの高度な技術トークまで、幅広い層に対応したプログラムを用意しています。


  1. コミュニティ主導のイベント
    国内外のPythonユーザーが集まり、知識の共有だけでなく、交流を深める絶好の機会です。


イベント概要

  • 日時: 2026年01月24日(土曜日) 13:0
    0 ~ 18:30(受付開始:12:00)

  • 場所: 燈株式会社/Akari Inc. 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地御茶ノ水ソラシティ21階
    ※ランチは会場で提供しない予定です(昼食は各自で事前にとることになります)。

  • 主催: Pythonコミュニティ有志

  • スポンサー: NumFOCUS、燈株式会社/Akari Inc.

  • 参加費: 無料


参加登録について

参加登録が開始されています。参加費は無料です。公式ウェブサイトからお申し込みください。

サポートとスポンサー

「SciPyDataJapan 2026」は、オープンソースの持続可能な発展を支えるNumFOCUSのサポートを受け、国内のPythonコミュニティと協力して実施されます。また、スポンサー企業の募集もしております。公式ウェブサイトをご覧ください。

お問い合わせ

「SciPyDataJapan 2026」についてのお問い合わせや、スポンサーシップに関する情報は、公式ウェブサイトをご覧ください。


Pythonによる科学技術とデータサイエンスの融合にご興味のある方々のご参加を心よりお待ちしております!




2025-10-20

OSC2025 Kyotoにブース出展した話

 PyCon JP 2025 主催メンバーの 板清(@Huyu2239)です。


2025年8月3日(日)、京都府京都市で開催された Open Source Conference 2025 Kyoto(OSC京都)に、一般社団法人PyCon JP Associationとしてブース出展してきました。投稿が遅くなってしまいましたが、今回はこのイベントについてお話しします。

ブース展示

今回は塚本 佳康(@yoshi_corleone)さんと共にブース出展を行いました。

ブースに立つyoshiとHuyu
ブースに立つyoshiとHuyu

PyCon JP 2025, Python Boot Camp, PyLadies Caravan などの活動を紹介し、各種ステッカーとPyCon JP 2025のチラシを頒布。ブースには予想以上に多くの方が足を止めてくださり、Pythonについて熱く語り合う時間となりました。 

特に印象的だったのは、来場者の知識の深さです。スレッド処理や新しいバージョンで実装された機能など、普段あまり深く考えていなかった話題について質問を受け、改めて自身の浅学さを実感する場面が多々ありました。一方で、「Pythonを始めたばかりで、コミュニティに参加したい」という初学者の方もいらっしゃり、幅広い層との交流ができたことも大きな収穫です。

PyCon JP 2025が広島で開催されることをご存知の方もいらっしゃいましたが、キーノート登壇者の情報はまだ広まっていない様子でした。お二方の経歴や講演テーマをご紹介すると、「それは聞きたい!」「広島まで行く価値がありますね」と、多くの方に興味を持っていただけました。

LT会 

塚本さんのLT「カンファレンス開催してみた」では、開催しようとしたイベントにコロナ禍が直撃したエピソードが語られました。会場からは共感の声や笑いが起こり、OSCコミュニティの温かさを肌で感じる瞬間でした。

懇親会

懇親会は京都駅周辺のホテルにて、約70名の参加者とともに開催されました。普段は初対面の方との会話が得意ではない私ですが、お酒を片手にリラックスした雰囲気の中、さまざまなバックグラウンドを持つ方々と談笑できました。

セッションでは聞けない開発現場の苦労話、OSS活動の裏側、地方でのコミュニティ運営の工夫など、貴重な情報交換の場となりました。技術交流において、このようなインフォーマルな場が持つ価値の大きさを実感した時間です。

まとめ

OSC京都2025への参加を通じて、技術イベントがもたらす価値を改めて認識しました。多様な参加者との対話、最新技術動向への触れ合い、そしてコミュニティの温かさ。これらは日常の業務や独学だけでは決して得られない、かけがえのない体験です。

そして、このような素晴らしいイベントが2025年11月22日(土)に福岡で開催されます。(Open Source Conference 2025 Fukuoka Pythonユーザーはもちろん、オープンソースに興味のあるすべての方にとって、新たな出会いと学びの場となるでしょう。ぜひ多くの方にご参加いただき、一緒に技術コミュニティの輪を広げていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

2025-10-14

PyCon JP TV #57「PyCon JP 2025振り返り」を配信しました。次回 #58は2025年11月7日(金)配信、テーマは「地域コミュニティ座談会」

鈴木たかのり@PyCon JP Associationです。 

PyCon JP TV #57「PyCon JP 2025振り返り」を配信したのでその報告と、次回#58「地域コミュニティ座談会」の予告です。

次回は初の「公開生放送」!
次回PyCon JP TVでは、PyCon mini 東海 2025の非公式前夜祭として、初めての「公開生放送」を行います。時間が18時からと少し早いですが、ぜひ現地参加して一緒に盛り上げてください!!以下のconnpassから参加登録をお願いします。19:00以降は同会場で配信を続けながらピザとビールで懇親会をします。 

PyCon JP TVの配信予定Googleカレンダーはこちらです。配信日を忘れないようにカレンダーへの登録をお願いします。

PyCon JP TV #57: PyCon JP 2025振り返り

2025年10月のPyCon JP TVでは「PyCon JP 2025振り返り」と題して10月3日(金)に配信しました。視聴してくれたみなさん、コメントいただいたみなさん、ありがとうございました。

面白かったら高評価してくれたり、チャンネル登録してくれるとうれしいです。
動画はこちらです。


各種関連情報へのリンクなどは、以下のPyCon JP TVのWebページで確認できます。
Pythonニュースでは以下についてとりあげました。

メイントーク: PyCon JP 2025振り返り

メイントークでは、2025年9月26日〜28日に広島で開催されたPyCon JP 2025の様子を、写真を交えて振り返りました。

カンファレンス前日の準備から、28日の開発スプリントまで、現地の様子がイメージできたでしょうか?

PyCon JP TV #58 予告: 地域コミュニティ座談会

次回のPyCon JP TV #58は2025年11月7日(金)に18:00から配信予定です(いつもより早いのでご注意ください)。

メイントークのテーマは「地域コミュニティ座談会」です。PyCon mini 東海 2025の非公式前夜祭として、愛知、静岡、宮崎の各地域コミュニティを運営している方をゲストにお迎えして公開生放送で行います。

それでは、次回のPyCon JP TVでお会いしましょう。お便りもお待ちしています。「こんな内容を扱ってほしい」「パーソナリティーへの質問など」お気軽にご意見お寄せください!!

 

2025-10-03

PyCon JP 2025での寄付の報告

鈴木たかのり@PyCon JP Association代表理事です。

ブログ「PyCon JP 2025のPyCon JP Associationブースで寄付を受け付けます」でお知らせした通り、先日開催されたPyCon JP 2025の会期中に、PyCon JP Associationブースで寄付を受け付けていたので、その報告です。ブースで500円以上の寄付をした方は特性キラキラステッカーを受け取る権利があります。

というわけで、寄付総額は

寄付金額
54名の方から合計42,000円の寄付をいただきました!!

寄付していただいたみなさんありがとうございます!!!

今回からSquareを利用してクレジットカード決済のみ対応としましたが、ブースから席を離れるときに現金の扱いを気にしなくてよくなったので、非常に運用がやりやすくなりました。

寄付金は遠方参加者の支援を中心に使わせていただきます。

「寄付しない?」とスプリントの各テーブルを回る寺田理事

寄付受付については以下のページも参照してください。

PyCon JP Association Meeting 2025を開催しました

 一般社団法人 PyCon JP Association 理事の清水川です。


PyCon JP 2025のランチタイムに開催した「PyCon JP Association 公開ミーティング」について、当日の様子を報告します。

一般社団法人PyCon JP Associationは毎年開催されるPyCon JPのイベントの中で、イベント参加者を対象にした公開ミーティングを開催しています。このミーティングは一般社団法人PyCon JP Associationの活動を広く知ってもらい、質問、アイディア、意見を交換することを目的としています。


イベント概要

  • 日時: 2025年9月27日(土)
  • 会場: PyCon JP 2025 広島国際会議場
  • PyCon JP Association 理事: 6名 (代表理事: 鈴木たかのり)

資料


当日は以下の議題について、報告と議論が行われました。
  • 理事あいさつ
  • PyCon JP Associationの紹介
  • 2024年の活動報告及び会計報告
  • 2025年の実施状況及び予算
  • 今後の計画とPyCon JP 2026について
  • PyCon JP Associationの運営全般
  • その他
  • 質疑応答


当日の様子

ミーティングはランチタイムに開催され、参加者の皆さんはリラックスした雰囲気の中でご参加いただけたんじゃないかと思います。参加してくれたみなさん、意見、質問をくれたみなさん、ありがとうございました。

ミーティングの様子

報告の詳細は、当日のスライド PyCon JP Association meeting 2025 をご参照ください。

報告の中でお伝えしたように、 PyCon JP 2026の座長を募集中 です。興味のある方は、募集期間は過ぎていますがフォームからお申し込み下さい。

質疑応答

質疑応答はSlidoを使って行い、参加者から多くの質問をいただきました。
以下、質問と回答を抜粋で掲載します。

イベントの開催地について

  • Q. なぜ広島で開催したのですか?
    • A. 詳しくは運営会議の議事録を見て欲しいが、もともと東京以外で開催したいと考えていた。Pythonのコミュニティがある地域じゃないと開催は難しいと思い、いくつかの地域のコミュニティメンバーにヒアリングを行い、やる気があった地域でかつ場所が確保できたため、広島で開催することとなった。(takanory

法人の運営、財務について

  • Q. 理事が認識している課題はなんですか?
    • A. PyCon JPの年次イベントについてですが、座長以下毎年の主催メンバーの多くが変わるため、外部とのやりとりなど安定的な対応が必要な部分が継続的に課題となります。特に今年は広島開催で多くの主催メンバーが変わりました。(yoshida
    • 理事があまり入れ替わっていないので、どうやって新しい理事に入ってもらうか(Jonas
  • Q. 一社の net assets (純資産) が年々増えているようですが、支出を増やすことは考えていますか? またどれくらいの net assets の水準をキープしたいなどの目標はありますか?
    • A. 資産を貯め続けても仕方が無いので、Pythonコミュニティーの発展に役立つことに還元して行きたいと思っています。とはいえ活動を動かす人手も足りていないので、運営メンバーを募集しています。一方で、ここ数年のイベント規模1回分を支えられるほどの資産は無いので、どこまで活動に使って良いのかという悩みがあります。(shimizukawa
  • Q. What is the typical time commitment for operating and board members? (運営メンバーや理事の典型的なコミットメント時間はどのくらいですか?)
    • A. 時期によるが月に数時間程度ではないか?PyCon JPの主催メンバーだと多いと週に10時間とか使うこともある(terada
  • Q. PSF補助金を分割したとのことですが、これまでの補助金はどこに含まれていますか
    • A. 元々、スポンサー収入に含まれていました。海外からの補助金は消費税の扱いがちがうので決算で名目を変更しています。これに合わせています(shimizukawa
  • Q. 若者への代替わりを積極的に推進するために、具体的に考えていることはありますか?
    • A. 若者に限ったことではないと思うが、代替わりは考えていきたい(takanory
    • A. 寺田は今期で退任することを決めている。若い人・新しい人に理事になってもらいたいと思っている。なお、退任するが関係性は保ち、PAOに活動の中心を移す予定(terada
  • Q. どこにむかっていきたいですか?
    • A. 昨年も意見が出た内容だと思う。理事内でいろいろとディスカッションしたが、新たなミッション・目標の設定は難しいという事になり、各理事ごとに今期の向かっていく方向を決めている(terada
    • A. まだ理事になって2期目だが、法務やPyLadies Caravanなどを中心に動こう考えていてそれなりに目標に向かって動けていると思う(maaya

法人の活動内容について

  • Q. Python Asiaとのコラボレーションに関する話を聞きたい
    • A. イベントへの積極参加は考えている (takanory
    • A. 他には決まっていないが、PAO側からも積極的な依頼をしていきたい (terada
  • Q. PythonBootCampが2025で1回なのは、開催希望が単純にないからですか?それとも別の理由でしょうか?
    • A. 単純に申し込みが1か所のみだったためです(ryu22e)
    • A. なにか別なイベントとかを考えた方がいいのかなーとか妄想しています(takanory

上記のようにたくさんの質問がよせられ、活発な意見交換ができました。改めて、ミーティングに参加してくださったみなさん、ご意見・ご質問をくださったみなさん、ありがとうございました。

運営メンバー募集中

PyCon JP Associationでは、継続的に 運営メンバーを募集 しています。Python Boot Campの運営、広報、法務、セキュリティ、イベント運営など、コミュニティを共に成長させていくための様々な役割があります。Pythonの専門家ではなくても、例えば情報管理や人事、事務、会計など、組織を運営していくにはむしろプログラミング以外の分野の助けが必要です。あるいは、そういった技能を組織運営に参加することで身に付けられるかもしれません。自身の得意な技能を使って日本のPythonコミュニティを支え、発展させていくためにできることはいろいろあります。ぜひ、運営メンバーとして一緒にやっていきましょう。

PyCon JP Associationには、日本のPythonコミュニティを盛り上げるため、アイディアを出してくれる方や、さまざまな活動を推進してくれる方が必要です。PyCon JP Associationがどんなことをやっているのか興味がある方は、2〜3ヶ月ごとに開催している運営会議に、ぜひ参加してみてください。

次回は2025年10月21日(火)に開催予定です。以下のリンクから、まずはオブザーバーとしてご参加ください。
過去の運営会議の議事録は全て公開しています。