一般社団法人 PyCon JP Association(東京都台東区、代表理事 鈴木たかのり)は、2025 年 9 月 26 日(金)・27 日(土)に広島国際会議場で開催する「PyCon JP 2025」の 基調講演(キーノート)スピーカーを、大塚あみ氏(『#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった』著者)と Sebastián Ramírez 氏(FastAPI 作者)の 2 名に決定したことを、開催まで残り 100 日となる本日発表します。
PyCon JPは、日本最大のPythonコミュニティイベントで、Pythonコミュニティメンバーが主体となって運営する非営利の国際的なカンファレンスです。一般社団法人PyCon JP Associationが主催しています。昨年の東京開催では650人が参加し、アジアや欧米など、世界各国から、Pythonのコア開発者を含む、エキスパートや愛好者が集まりました。今年のPyCon JP は、これまでの東京開催とは異なり、広島での開催です。
PyCon JP 2025 開催概要
開催日:2025年09月26日(金) - 2025年09月27日(土) 会場:広島国際会議場 〒730-0811 広島市中区中島町1-5(平和記念公園内) 開催テーマ:「あつまれPythonのピース」 主催:一般社団法人 PyCon JP Association公式サイト
キーノート(基調講演)スピーカー
大塚 あみ 氏
合同会社 Hundreds 代表 / エンジニア・研究者・作家
「生成AIに育てられた第一世代」を掲げ、大学4年時にChatGPTを武器に100日で100本のアプリを公開する“#100日チャレンジ”を完遂。この挑戦の軌跡を綴った書籍「#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった」は8刷・Amazonベストセラー1位を獲得。IEEE CogInfoCom 2024審査員特別賞、情報ネットワーク研究会若手奨励賞など複数受賞。国内外のカンファレンス、企業・大学で講演し、AI時代の開発手法や学習戦略を発信。現在はAI駆動開発による受託開発と生成AIコンサルティングを手掛けるほか、メディア寄稿・出演でも活動を広げている。
Sebastián Ramírez 氏
FastAPI 制作者
コロンビア出身のソフトウェアエンジニアで、Python 製 Web フレームワーク FastAPI の作者として世界的に知られている。15 歳の頃、家業の Web サイトを作るため独学でプログラミングを開始し、2018年にFastAPIを発表。Python Developers Survey 2021 における調査では、FastAPI が Flask・Djangoに次ぐ 第3位の利用率となり、公開からわずか数年で主要フレームワークの一角に食い込んでいる。現在、BMW、American Express、NASA など多岐にわたる組織で採用されている。2023 年には Sequoia Capital が新設した Open Source Fellowship の初代フェローに選出され、2024 年には FastAPI エコシステムを拡張するスタートアップ FastAPI Labs を創業。
キーノート選定の理由──“いま求められる Python 像”を映す二人
PyCon JP 2025 は、Python が 「いま、どう学ばれ、どう使われているか」 を問い直し、“いま求められる PyCon” を創ることを目標に準備してきました。その象徴として選ばれたのが 大塚あみ 氏と Sebastián Ramírez 氏です。
大塚氏の 「#100 日チャレンジ」 は、授業で義務的に触れる Python、生成 AI とともに学ぶ Python、そして 100 本のアプリを量産する熟練者という3つの段階を一気に横断し、学習の可能性を更新しました。若手のみならずシニアが新潮流と向き合うヒントにもなる物語です。
対して Ramírez 氏は、型ヒントや async を駆使した FastAPI で “まだ教科書に載らない書き方” を世界の現場に提示し続け、経験の浅い人には次の階段を、熟練者にはコードを見直す刺激を与えます。この二人を起点に、参加者一人ひとりが自分の 「Python のピース」 を見つけ、100 日後――広島でその成果を共有する場を私たちは目指します。
一般参加について
現在、一般参加のチケット販売は開始していません。公式ブログでの情報公開をお待ちください
トーク、 (Call for Proposals; CfP)・スポンサー募集について
過去のPyCon JPの詳細
https://www.pycon.jp/organizer/index.html