こんにちは!Python Boot Camp in 新潟南魚沼 現地スタッフの堀内です。
12月9日、雪が積もり出す直前の新潟県南魚沼市に、全国各地で開催されているPython初心者向けチュートリアルイベント「Python Boot Camp」を招致し無事開催することができました!
開催に当たって
私がそもそもPythonを始めたのは主にデータ処理のためで、2年前に自学自習で始めました。それまではプログラミングに触れたことはほとんどありませんでした。そんなことを南魚沼市でやっていると周りにPythonプログラマがいなくて寂しい!Pythonプログラマと繋がりたい!そんな思いが日に日に強くなり、居ても立っても居られなくなってPython Boot Campの現地スタッフに立候補しました。
どうせやるなら地域全体を巻き込みたい!そんな思いから市役所の商工課に出向いて、「Python Boot Campの現地スタッフになったから、ついては協力してもらえないか」と持ちかけたりとにかくあちこちの会合に出ていってPython! Python!, Python!と連呼し続けました。
あまりにも連呼し続けた結果、市役所の人からはパイソン堀内と呼ばれるようになってしまいました!
結構集まった
浦佐駅から車で10分の距離にある、国際大学という大学院大学の教室を貸し切って開催しました。集まった参加者はなんと26名(講師, TA, 現地スタッフ含む)!
人口6万人を下回る南魚沼市で、Pythonプログラマなんて一人も居そうになかったこの地で、そんなに集まるなんて正直思っていませんでした。
当日のJR浦佐駅 まだ雪がない! |
国際大学正門 |
これもPyConJPの組織力と蓄積されたPython Boot Camp運営ノウハウのおかげです。そして近隣の長岡市や新潟市のPythonプログラマと繋がったことも大きかったと思います。
今はSNSの時代。twitterで「寂しい」とつぶやけば意外と同じ思いでいた人が複数いてすぐに新潟市で勉強会を開催したり、そこで知り合った人が長岡市で開かれたオープンソースカンファレンスでPython Boot Campの宣伝をしてくれたりと複合的な宣伝効果が功を奏した結果だと思います。
今はSNSの時代。twitterで「寂しい」とつぶやけば意外と同じ思いでいた人が複数いてすぐに新潟市で勉強会を開催したり、そこで知り合った人が長岡市で開かれたオープンソースカンファレンスでPython Boot Campの宣伝をしてくれたりと複合的な宣伝効果が功を奏した結果だと思います。
当日の動き
さて僕たち現地スタッフとTAは当日の午前中、浦佐駅で講師の鈴木たかのりさんをお迎えし、車で国際大学に向かいました。国際大学は400名近い在学生の内90パーセントが海外からの留学生で、そのほとんどが日本語を話せません。キャンパスの公用語は英語で、授業も英語で行われています。
大学構内に一歩足を踏み入れれば、そこはもう別世界。まるで外国の地に足を踏み入れたかのような錯覚に襲われます。そんな異世界に「Python Boot Camp in 新潟南魚沼」の案内板を堂々と立てかけ、参加者の来場を待つことに。
大学構内に一歩足を踏み入れれば、そこはもう別世界。まるで外国の地に足を踏み入れたかのような錯覚に襲われます。そんな異世界に「Python Boot Camp in 新潟南魚沼」の案内板を堂々と立てかけ、参加者の来場を待つことに。
会場となった103号室入り口 |
いざ講義開始です。講義はこちらの専用テキストに基づいて行われました。データ型の基礎から始まりますが、仮想環境venvをすぐにマスターし、最後はWebスクレイピングをやってしまいます。非常に実践的な内容だと感じました。
冒頭の自己紹介 |
venv(仮想環境)の説明をする講師の鈴木たかのり氏 |
Webスクレイピング実践中 |
途中、市役所の商工課の人(先述の相談を持ちかけた先)や、グローバルITパーク南魚沼(GITP)入居企業の社員さんが見学に来てくれました。
特にGITPの社員さんはPython Boot Camp参加者であるスリランカのIT企業の社員さんを引率して来てくれました。彼は日本語が通じませんでしたので英語ができるTAが付きっきりで講義の同時通訳をしてくれました!
グローバルITパーク南魚沼のスリランカ人エンジニアと英語通訳をするTA |
集合写真 |
国際大学を後にし、懇親会会場となる市内のレストラン「葡萄の花」へ車を乗り合わせて移動しました。本イベント参加者の内、10名の方が懇親会に参加してくれました。ワインのお店ですが南魚沼市塩沢の地酒「鶴齢」がとても美味しく何杯もいってしまいました。
年も職業も国も言葉も違ってもPythonがあれば酒が飲めます |
やってみた感想
Pythonプログラマなんて地方に本当にいるのか?というのが今年初めくらいまでの実感でしたが、Python Boot Campを開催し、南魚沼市でもPythonに興味を持っている人を26名(講師, TA, 現地スタッフを除くと21名)も集めることができるということが証明され、今乗りに乗っているPythonの勢いを実感しました。
来年開催されるPyCon JP 2018がとても楽しみです。この勢いがあれば、本当にどんなに小さな町でもある程度の人数を集めることができるのではないでしょうか?
運営ノウハウは全て揃っています。SlackやJIRAの使い方が分からず最初はかなり動揺しましたが、慣れてくると職場でも導入したいと思えるくらい便利なツールだと感じるようになりました。
各課題はJIRAのチケットに丁寧に書いてありますので課題の管理がとても洗練されています。昨今のプロジェクトマネジメントのメソッドが学べます。これは嬉しい副次効果でした。
こんにちは!国際大学松下図書・情報センターの渡辺と申します。
返信削除まさか自分の大学でこのようなイベントが行われたとは知りませんでした。
引き続き国際大学での開催はありますか?
Python Boot Campは「うちの地域でやりたい!!」という現地スタッフの申し込みベースで行うので、開催があるかどうかは現地スタッフ次第です。
削除というのと、基本的に全国制覇をしたいので同じ地域での開催は結構先になると思います。
現地スタッフの人とかに連絡をとって、こういうの一緒にやりませんか!みたいに働きかけるとなにかがおこるかも?