こんにちは。PyCon JP 2021(前年)会計のyoshidaです。
昨年9月に開催されたカンファレンスの収支レポートがまとまりましたので、当Blogで報告します。他のイベント開催者の方々の参考になれば幸いです。
PyCon JP 2021は、昨年に引き続き厳しい世情の中での準備・開催となりましたが、最終的には赤字になることなく会計を締めることができました。
これは、参加者の皆さん・スポンサーの皆さん・そしてスタッフの皆さんのご協力のおかげです。本当にありがとうございました。
例年同様、PyCon JP 2021のスタッフ活動はボランティアであり、収支データにもスタッフへの給料・報酬といった項目はありません。
また、黒字となった金額については、一般社団法人PyCon JP Associationの会計を介して、「日本国内のPythonユーザのために、Pythonの普及及び開発支援」に利用されます。
収支概要
項目 | 金額[千円] | |
---|---|---|
売上 | スポンサー協賛収入 | 7,221 |
参加者収入(チケット・グッズ収入) | 1,590 | |
小計 | 8,811 | |
支出 | 荷造運賃 | 76 |
広告宣伝費 | 732 | |
旅費交通費 | 3 | |
通信費(インターネット関連・配信費) | 2,745 | |
消耗品費 | 63 | |
支払手数料 | 97 | |
会場費 | 2,846 | |
支払報酬(同時通訳・法務) | 1,061 | |
小計 | 7,625 | |
純損益 | 1,185 |
詳細データは、こちらで参照可能です。
※上記資料上の各項目は切り捨て値のため、各項目の合計と小計の値が一致しない部分があります。
グッズ収入について
PyCon JP 2021の予算管理・会計を振り返って
PyCon JP 2021のイベント会計は、結果的には、当初の赤字想定を上回り黒字となりました。
PyCon JP 2021では「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」影響下で初のハイブリッド開催という形で現地および配信にて開催しました。この状況下での開催であり、ある程度赤字になる可能性を覚悟の上での開催でした。
しかし、初のハイブリッド開催の準備を進めるにあたっては、何にどの程度コストがかかるのか、スポンサーの申込みはどの程度あるのか等、未知数のものが多く、予算組みと予算の管理が難航しました。
今回、収支を黒字で終えることができた大きな要因は、スタッフのコスト意識の高さ・努力と、最終的に用意したスポンサープランの応募が埋まったことです。
(例年そうなのですが)ボランティアスタッフであるにも関わらず、スタッフのコスト意識が高く、余分なコストや割高な発注等が発生しませんでした。
また、COVID-19による社会・経済不安の中、スポンサーシップへの応募が少ないことを覚悟・想定して予算組みをしていましたが、最終的には多数の応募をいただくことができました。
PyCon JP 2021は、厳しい世情の中での準備・開催でしたが、エンジニアのコミュニティ活動に理解のあるスポンサー企業の皆さん、参加者の皆さん、スタッフ一人ひとりの意識と努力のおかげで、赤字になること無くイベント収支を着地させることができました。
改めまして、ありがとうございました。
PyCon JP 2022について
今年もPyCon JP 2022に向けてのスタッフ活動が始まっていて、スタッフの募集も開始しています。
お試し見学についてのお知らせもありますので、スタッフ活動に興味がある方は是非下記のリンクから詳細をご覧ください。
PyCon JP 2022 スタッフ募集
0 件のコメント:
コメントを投稿