2016年11月12日(土曜)に広島市で PyCon mini Hiroshima 2016 を開催しました。
参加者はセッション41人、懇親会18人でした。
去年開催した第1回と同規模でしたが、 今年も皆様に楽しんでいただき、また広島県外からも多数ご参加いただくことができました。
今年は、多くの講演の録画を残していますので、気になる方はご参照いただければ幸いです。
資料
YouTubeチャンネル
広島でエンジニア向けのコミュニティ活動を行っているプログラマの火村智彦さんに スペシャルトークをしていただきました。
去年の石本敦夫さんの基調講演「Pythonの肩に乗る」を踏まえて「Pythonの肩を持つ」と最初に宣言。
自分がよく使う言語は Ruby や Haskell だと言い切りながらも、いろいろなプログラミング言語を(Python とのつながりを意識しながら)駆け足で紹介、どんなときに Python を使うとメリットがあるか、客観的に考察していただきました。
最後は、おまけなのか、こちらこそが本編だったのか「Pythonからみる多相の話」という話題になり、いわゆるポリモーフィズムを Scala と Haskel と Python で実装した例が比較されていました。
プログラミング言語としてのPythonの特徴や立ち位置についてのトークは今年も盛り込みたいと思って火村さんにお願いをしていたわけですが、 去年お招きした石本敦夫さんが広島にまいていかれた種が芽を出して、 思いがけない方向に枝葉が広がったわけで、広島で2年続けてみた甲斐があったと思いました。
今回は、広島とPythonというテーマで講演を募集し、また話題提供をお願いしました。
PyCon JP では「野球のネタ」で毎年ご活躍の中川さんによる 「たった数行のPythonコードで広島東洋カープの強さを可視化してみる」 は、やはり広島東洋カープがリーグ優勝した今年、広島に集まったみんなが聞きたかったテーマ、 いちばん盛り上がった講演でした。
ライトニングトークやブログ記事でも補足をしていただきました。
広島カープをきっかけに、データ分析のツールとしての Python (pandas, jupyterなど)の充実ぶりが参加者に伝わったと思います。
一方で、実際にこうした分析を行うにあたって、どういう仮説を立ててどういう尺度を計算するか、必要なデータをどう収集するか、といったノウハウも重要であると改めて思いました。
ライトニングトークは「IoT縛りのLT勉強会 IoTLT広島」とのコラボレーション企画として実施しました。
愛媛での活動のご報告や熊本での来年4月の PyCon mini の告知など、いろいろな話題をご提供いただきました。
今回の会場をご提供いただいた広島市立大学を中心とするプロジェクトからの話題は 「観光振興による地方創生推進事業と観光関連データベース」と 「サイクリストを支援するためのシステム構築およびゼミ活動の紹介」の2件でした。 後者については講演内容に関連する動画が公開されています。
尾道やしまなみ海道を訪れるサイクリストを支援するシステムの開発には、 形態素解析の mecab-python3 や機械学習ツールの scikit-learn などが使われており、 「Python は広島の産業や経済に役立つはず」という今年の企画にマッチしたご発表でした。
checkpoint さんのご発表「広島の民泊データを分析しよう!(Python編)」と サイクリスト支援のお話は、技術的にもモチベーションとしてもつながりがあったと思います。
こうした「まとまりのある」話題を一日のカンファレンスで揃えることができたのは、 本当にご参加いただいた皆様のおかげだったと思います。
イベント終了後、参加者にアンケートをお願いしました。
(回答数 23)
今回のイベントは満足できましたか?
大変満足 39.1%
満足 52.2%
参加者のお住まい
広島県 69.6%
広島県以外 30.4%
以下のようなご感想やご意見をいただきました:
「多種多様な講演で面白かった」
「Pythonのイベントはワクワクする内容が満載」
「イベントの場所が広島で参加しやすかった」
なお「よかったと思う講演」を複数選択可で伺った結果「たった数行のPythonコードで広島東洋カープの強さを可視化してみる」が1位となりました。
2位は(手前味噌で恐縮ですが)私の話題(MicroPython on the ESP8266) でした。
アンケートでいただいたご意見を踏まえて、実行委員が今後の活動について話し合う予定です。
去年は東京と広島の Python コミュニティのつながりができ、今年はPythonを通じて広島の技術者コミュニティとアカデミックな活動のつながりを作ることができました。
今後は「賑やかなお祭り」としての要素が課題だと思っています。
そして東京の PyCon JP に行くぞという人が広島で増えてくれば心強いです。
最後に、一般社団法人 PyCon JP の皆様、ご協力いただいた皆様、参加者の皆様にお礼を申し上げます。
参加者はセッション41人、懇親会18人でした。
去年開催した第1回と同規模でしたが、 今年も皆様に楽しんでいただき、また広島県外からも多数ご参加いただくことができました。
今年は、多くの講演の録画を残していますので、気になる方はご参照いただければ幸いです。
資料
YouTubeチャンネル
スペシャルトーク「Pythonとプログラミング」
広島でエンジニア向けのコミュニティ活動を行っているプログラマの火村智彦さんに スペシャルトークをしていただきました。
去年の石本敦夫さんの基調講演「Pythonの肩に乗る」を踏まえて「Pythonの肩を持つ」と最初に宣言。
自分がよく使う言語は Ruby や Haskell だと言い切りながらも、いろいろなプログラミング言語を(Python とのつながりを意識しながら)駆け足で紹介、どんなときに Python を使うとメリットがあるか、客観的に考察していただきました。
最後は、おまけなのか、こちらこそが本編だったのか「Pythonからみる多相の話」という話題になり、いわゆるポリモーフィズムを Scala と Haskel と Python で実装した例が比較されていました。
プログラミング言語としてのPythonの特徴や立ち位置についてのトークは今年も盛り込みたいと思って火村さんにお願いをしていたわけですが、 去年お招きした石本敦夫さんが広島にまいていかれた種が芽を出して、 思いがけない方向に枝葉が広がったわけで、広島で2年続けてみた甲斐があったと思いました。
テーマ「広島とPython」
今回は、広島とPythonというテーマで講演を募集し、また話題提供をお願いしました。
PyCon JP では「野球のネタ」で毎年ご活躍の中川さんによる 「たった数行のPythonコードで広島東洋カープの強さを可視化してみる」 は、やはり広島東洋カープがリーグ優勝した今年、広島に集まったみんなが聞きたかったテーマ、 いちばん盛り上がった講演でした。
ライトニングトークやブログ記事でも補足をしていただきました。
広島カープをきっかけに、データ分析のツールとしての Python (pandas, jupyterなど)の充実ぶりが参加者に伝わったと思います。
一方で、実際にこうした分析を行うにあたって、どういう仮説を立ててどういう尺度を計算するか、必要なデータをどう収集するか、といったノウハウも重要であると改めて思いました。
ライトニングトークは「IoT縛りのLT勉強会 IoTLT広島」とのコラボレーション企画として実施しました。
愛媛での活動のご報告や熊本での来年4月の PyCon mini の告知など、いろいろな話題をご提供いただきました。
観光振興とPython
今回の会場をご提供いただいた広島市立大学を中心とするプロジェクトからの話題は 「観光振興による地方創生推進事業と観光関連データベース」と 「サイクリストを支援するためのシステム構築およびゼミ活動の紹介」の2件でした。 後者については講演内容に関連する動画が公開されています。
尾道やしまなみ海道を訪れるサイクリストを支援するシステムの開発には、 形態素解析の mecab-python3 や機械学習ツールの scikit-learn などが使われており、 「Python は広島の産業や経済に役立つはず」という今年の企画にマッチしたご発表でした。
checkpoint さんのご発表「広島の民泊データを分析しよう!(Python編)」と サイクリスト支援のお話は、技術的にもモチベーションとしてもつながりがあったと思います。
こうした「まとまりのある」話題を一日のカンファレンスで揃えることができたのは、 本当にご参加いただいた皆様のおかげだったと思います。
アンケート
イベント終了後、参加者にアンケートをお願いしました。
(回答数 23)
今回のイベントは満足できましたか?
大変満足 39.1%
満足 52.2%
参加者のお住まい
広島県 69.6%
広島県以外 30.4%
以下のようなご感想やご意見をいただきました:
「多種多様な講演で面白かった」
「Pythonのイベントはワクワクする内容が満載」
「イベントの場所が広島で参加しやすかった」
なお「よかったと思う講演」を複数選択可で伺った結果「たった数行のPythonコードで広島東洋カープの強さを可視化してみる」が1位となりました。
2位は(手前味噌で恐縮ですが)私の話題(MicroPython on the ESP8266) でした。
今後?来年?
アンケートでいただいたご意見を踏まえて、実行委員が今後の活動について話し合う予定です。
去年は東京と広島の Python コミュニティのつながりができ、今年はPythonを通じて広島の技術者コミュニティとアカデミックな活動のつながりを作ることができました。
実行委員のみなさまに感謝。#pyconhiro pic.twitter.com/E5TYOXMxZY— u-san@npmyj (@npmyj) 2016年11月12日
今後は「賑やかなお祭り」としての要素が課題だと思っています。
そして東京の PyCon JP に行くぞという人が広島で増えてくれば心強いです。
最後に、一般社団法人 PyCon JP の皆様、ご協力いただいた皆様、参加者の皆様にお礼を申し上げます。
0 件のコメント:
コメントを投稿