2024-05-10

PyCon JP 2024登壇者募集中 - あなたのPython体験を共有しませんか?

こんにちは。広報チームの小川です。PyCon JP 2024では、多様な背景を持つPythonユーザーの皆さんから、知見や経験を共有していただける登壇者を募集しています。

「PyCon JPで登壇してみたい!」と思っている方の中には、「具体的にどんな感じで、どうしたらよいのかわからない」という不安を抱えている方もいるかもしれません。そこで、このブログでは、トークやポスターでの参加提案を気軽に出していただけるよう、過去に3回登壇した私自身の経験も交えながら、発表応募のポイントをご紹介します。



今年のイベントテーマは「from everyone import PyConJP」です。参加者、発表者、運営みんなでPyCon JPをつくりあげよう、という思いが込められています。初めてエントリーされる方も発表の経験が多数あるベテランの方も大歓迎です。


過去の採択動向

まずはじめに、登壇の応募数と採択本数の動向を見てみましょう。採択率は20%〜40%と結構狭き門になっています。 このハードルを越えて登壇できるということは、かなり魅力を伝えることに成功した人といえるでしょう。ちなみに、最近聞いたビジネスピッチの登壇採択は5%以下だったので、そういうのよりはクリアしやすいと思います。



採択本数

応募数

採択率

2017

40

156

25.60%

2018

58

148

39.18%

2019

47

260

18.10%

2020

48

115

41.70%

2021

34

85

40%

2022

45

120

37.50%

2023

56

235

23.83%



登壇応募に必要なCfP

CfPはCall for Proposals(募集提案)、カンファレンスなどで発表者などを募集する際に、其の発表内容を応募する際の用語です。発表者を決める会議では、CfPに書かれた内容をもとに、レビュアーの皆さんが参加者に魅力的なカンファレンスになるよう、どの内容を採択するか議論されます。


ちなみに2024年のプロポーザルのガイドラインは次のようになっています。


発表テーマに厳密なルールはありません。Pythonistaにとって面白い内容だと思えば応募してください。必ずしもPythonに関する内容である必要はありません。


レビュー基準に関しては以下の基準で行います。応募の参考にして下さい。


1. 関連性: Pythonコミュニティに関連する内容か? 2. 明確性: トークの内容が明確に書かれているか? 3. 専門性: 内容が自身の経験や専門的な内容に基づいて書かれているか? 4. 実用性: 面白い内容あるいは役に立つ内容か?


CfPはPretalxというアプリケーションから提出していただけます。





プロポーザル提出の内容は次のようになっています。


  • 投稿タイトル

  • 投稿のタイプ(トーク or ポスター?)

  • トラック(投稿の種類)

    • ライブラリの話?

    • Python自身の話?

    • Pythonを用いたプラクティス?

  • 概要(800文字以内)

  • 詳細(300文字以上)

  • 備考

  • 追加公演者

  • この題材を選んだ理由やきっかけ(公開される)

  • オーディエンスが持って帰れる具体的な知識やノウハウ(公開される)

  • オーディエンスに求める前提知識(公開される)

  • オーディエンスの経験レベル

  • 発表の言語

  • 発表の資料

  • 同意事項

  • Tシャツサイズ

  • Pretalxのアカウント作成

  • 自己紹介ページの作成

  • イベント当日のご都合

  • トークの提案投稿!!!!!


CfP作成のちょっとしたコツ

結構たくさん書かないといけません。これをノーヒントで書くのは大変です。


そこで私が初めての時やったのは、前年トークされた方の概要などを見て学ぶことです。トークだとタイムテーブルにプロポーザルの1部が掲載されています。それをたくさん読み込み、どんなことを書いている人が通っているのかを研究しましょう!何か見えてくるはずです!


例えば、2023年のサイトに行ってトークをクリックすると


https://2023-apac.pycon.jp/timetable


トークのプロポーザル内容の1部が見れます。

https://2023-apac.pycon.jp/timetable?id=QEHREX

気になるタイトルをクリックして、どのように書かれているのかチェックすると勉強になります。あと、2023年より前のページからも確認できるので、たくさんチェックしてみたい方はいろいろ見てください。

あと、プロポーザルを作る際は、どんな人に聞いてほしいかを頭に想定しながらが良いと思います。自分の話したいことを書くわけですが、自分の思うがまま書くと、これ面白くなさそうだなっていう仕上がりになったりします。CfPの項目に「オーディエンスが持って帰れる具体的な知識やノウハウ」というのがありますが、ここを意識すると良いものになるのではないでしょうか?


提案の提出期限は6月1日20時59分です。ちょっと余裕をもって5月26日くらいに仕上げるのがいいかもですね!



まとめ

というわけで、今回はPyCon JP 2024に登壇を目指す方向けに、発表の提案書であるCfPについて取り上げました。

最初に示したよう、結構狭き門なのでこれに通る提案を作るのは、かなり大変ですがその分やりがいがあるものとなります。イベントの参加層はあらゆるレベルがおられるので、いろんなトークが受け入れられます。ぜひ、得られた知見をPyCon JP 2024でみんなに広めてみましょう!

PyCon JP 2024のCfPは Pretalxから提出お願いします。提出期限は2024年6月1日20時59分です。

発表の提案はコチラから: https://pretalx.com/pyconjp2024/cfp

PyCon JP 2024のカンファレンスは2024年9月27日、28日にTOC有明コンベンションホールで開催です。

PyCon JP 2024: https://2024.pycon.jp/

みなさまのご参加お待ちしてます!


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