2024-12-11

「Python Boot Camp in 鹿児島3rd」 開催決定のお知らせ

「Python Boot Camp in 鹿児島3rd」開催のお知らせ




Python Boot Camp 現地スタッフの飯伏(いぶし)です。


2025年1月11日(土)に鹿児島市にて3回目となる「Python Boot Camp in 鹿児島3rd」が開催されます。

垂水・牛根から見た桜島

Python Boot Campは、多くの皆さんにPythonを知ってもらうために、全国各地で初心者向けのチュートリアルを行うイベントです。

講師の他にTA(講師アシスタント)が付いているので、分からないところがあっても丁寧にサポートします。

開催概要にまとめた直近開催のイベントレポートをご覧いただけますと、雰囲気がわかりやすいかと思います。

既にconnpassで募集開始しております。

PythonBootCamp in 鹿児島3rd のバナー

お申し込みは下記のリンクからお願いします。


本イベント: https://pyconjp.connpass.com/event/334755/

懇親会: https://pyconjp.connpass.com/event/334756/


講師紹介


筒井隆次(Ryuji Tsutsui)さん

1974年10月13日生まれ

北海道出身


住宅販売営業を経て2000年に社内SEとしてIT業界に従事。

2011年まではJava、PHPがメイン言語だったが、新しい言語に挑戦しようと思い、幾つか学ぶ中でPythonに出会う。

Pythonの言語仕様の簡潔さとコミュニティ活動の活発さに惹かれ、現在までメイン言語として活用している。

現在はさくらインターネット株式会社に所属。Djangoを使ったWebサービス開発に従事している。

PyCon JP 2012、PyCon APAC 2013、PyCon JP 2014スタッフ。
Shonan.py、GCPUG Shonan、横浜Rust部などのコミュニティでも活動している。


講師の筒井隆次さんの写真

開催概要






2024-12-04

PyCon JP 2025 主催メンバー募集

 西本卓也 (nishimotz) です。



これまで私は、広島を拠点に活動し、Pythonで開発された視覚障害者支援技術NVDAの日本語対応や、PyCon mini Hiroshimaの開催などを通じて、Pythonコミュニティの発展に貢献してきました。また RubyKaigi 2017 や YAPC::Hiroshima 2024 でも運営メンバーを経験しました。

プログラミング言語 Python に関する国際会議である PyCon JP は次回、2025年9月26日・27日に広島で開催されることになりました。

PyCon JP 2025の座長として、この大きな一歩を共に支えてくれる主催メンバーを募集します。ご応募は下記からお願いします。

現在、主催メンバーの応募は日本国内在住の方に限らせていただいております。


PyCon JP 2025 主催メンバー申し込みフォーム(Googleフォーム)


現在、PyCon JPでは主催者グループのメンバー(スタッフ)を「主催メンバー」と呼んでいます。これは、業務的な役割を超え、共にイベントを作り上げる仲間としての意識を大切にしたいという思いからです。


広島や近隣地域の方へ

PyCon JP 2025は、広島という新たな舞台を活かし、地域コミュニティと連携しながら新しい参加者層とのつながりを深めます。例えば、近隣地域の学生やエンジニア、観光を兼ねて訪れる方々など、多様な人々にPythonの魅力を届けたいと考えています。

今回、広島や近隣地域にお住まいの方には、ぜひこの機会を活かしてご応募いただきたいです。

これまで、大きなITカンファレンスは東京で開催されることが多く、参加をためらっていた方や敷居の高さを感じていた方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方に、地元ならではの視点やネットワークを活かし、地域密着型の運営に携わる貴重な体験をぜひ味わっていただきたいと考えています。

準備作業はオンラインや非同期形式を活用しつつ、東京と広島の両方を拠点としたハイブリッドやオフラインでの作業など、多様な形で進めます。主催メンバーとしてイベントの裏側に携わることで、通常の参加者では得られない深い経験や達成感を得られるはずです。


一緒に作り上げるPyCon JP 2025

主催メンバーの皆様に向けて、具体的にやってほしいことをお願いする以外に、日頃から私の行動や考え方を知っていただくために、PyCon JP 2025 座長の日報 を始めました。

個々の負担が過度に偏らないよう、互いにサポートし合いながら進めていきます。それぞれが主体的に取り組み、挑戦を楽しむと同時に、運営の信頼性を高める努力を惜しまず、イベントの成功に向けて取り組みましょう。

「自分にできるかな?」と迷っている方も、ぜひ気軽に応募してください。私たちは、一人一人の「やってみたい!」という気持ちを大切にしながら、共に成長できる環境づくりを心がけていきます。

これまでのPyCon JPが培ってきた参加者同士の交流やコミュニティの魅力を大切にしながら、新しいアイデアや挑戦も積極的に取り入れていきたいと考えています。あなたの経験や視点が、きっとイベントをより豊かなものにしてくれるはずです。

みなさんと一緒に PyCon JP 2025 を作り上げていけることを楽しみにしています。  

よろしくお願いします。


座長の役割について

PyCon JP 座長は、一般社団法人PyCon JP Associationから任命され、主催メンバーと協力してイベント運営を行います。ただし、座長の意思決定プロセスは一般社団法人PyCon JP Associationと分離されています。詳細については、以下のリンクをご覧ください。

PyCon JP Association: PyCon JPイベントの座長と当法人との関係


Call for Organizing Members of PyCon JP 2025

I'm Takuya Nishimoto (nishimotz).



Based in Hiroshima, I have contributed to the Python community through various activities, including Japanese language support for NVDA (a screen reader developed in Python) and organizing PyCon mini Hiroshima. I have also been part of the organizing teams for RubyKaigi 2017 and YAPC::Hiroshima 2024.

The next PyCon JP, an international conference dedicated to the Python programming language, will be held in Hiroshima on September 26-27, 2025.

As the Chair of PyCon JP 2025, I am looking for organizing members to join us in taking this significant step forward. You can apply using the form below.

Applications for organizing team members are currently limited to those residing in Japan.

PyCon JP 2025 Organizing Member Application Form (Google Form)

At PyCon JP, we refer to our organizing group members (staff) as "organizing members." This reflects our desire to go beyond formal roles and emphasize the collaborative spirit of creating the event together.


To Those in Hiroshima and Surrounding Areas

PyCon JP 2025 aims to leverage Hiroshima as a new stage to strengthen connections with local communities and reach new audiences. We want to share the excitement of Python with diverse groups, including students and engineers from nearby areas, as well as visitors combining the conference with tourism.

We especially encourage applications from those living in Hiroshima and surrounding areas.

Many major IT conferences have traditionally been held in Tokyo, which may have deterred some from participating or made involvement seem daunting.

We would love for you to experience being part of a locally-rooted organizing team, bringing your unique local perspective and networks to the conference.

Our preparation work will take various forms, including online and asynchronous collaboration, as well as hybrid and in-person activities based in both Tokyo and Hiroshima. Being an organizing member offers behind-the-scenes experience and a sense of achievement that goes beyond regular conference attendance.


Building PyCon JP 2025 Together

To help organizing members understand both specific tasks and my approach to leadership, I have started a Chair's Daily Log. The posts are written in Japanese with English summaries.

We will work together to ensure balanced workloads and mutual support. While each member takes initiative and embraces challenges, we'll maintain operational reliability and work towards the event's success.

If you're wondering "Can I do this?" – please don't hesitate to apply. We value everyone's enthusiasm and create an environment where we can grow together.

While preserving the community spirit and networking opportunities that PyCon JP has cultivated, we're also eager to embrace new ideas and challenges. Your experience and perspective will surely enrich the event.

I look forward to creating PyCon JP 2025 together with all of you.

Thank you for your interest.


About the Chair's Role

The PyCon JP Chair is appointed by PyCon JP Association (General Incorporated Association) and works with organizing members to run the event. However, the Chair's decision-making process is independent from PyCon JP Association. For more details, please visit:

PyCon JP Association: Relationship between PyCon JP Event Chair and the Association (in Japanese)


PyLadies Caravan in 室蘭 & 苫小牧 2Days開催しました!!

 PyLadies Caravan運営のKANANです。2024年11月はPyLadies Tokyoのめでたい10周年記念でしたね。PyLadies Caravanも全国の女性Pythonistaを盛り上げるべくイベントを開催してまいりました!


今回のPyLadies Caravanは北海道開催。しかも2Daysです。
11月9日(土)に室蘭、11月10日(日)に苫小牧で開催となりました。

[PyLadies Caravan in 室蘭]
[PyLadies Caravan in 苫小牧]

PyLadies Caravanについては、↓こちら↓の公式ページや過去投稿をご覧ください。
[PyLadies Caravanについて]

Day1:PyLadies Caravan in 室蘭

初日は室蘭での開催。室蘭工業大学さんとのコラボ開催で会場もご提供いただきました。広いながらも落ち着きのある素敵な大学です。
この2Days開催の現地スタッフで色々とお手伝いしてくれたAzusaさんも、室蘭工業大学で先生をされており、ご自身の研究分野でPythonを使われているとのこと。
Day1室蘭では、エンジニアとしてのキャリアや、そのキャリアの1つとしてデータ分析をテーマに3セッションでお送りしました。

冒頭にPyLadiesとはどんな団体で、PyLadies Caravanはどのような活動をしているかをご紹介。また、室蘭工業大学さんのクリエイティブコラボレーションセンター(CCC)の取り組みについてもご紹介いただきました。
室蘭工業大学CCCのご紹介

programmer != otaku //プログラミングが拓く私たちの未来 @太田香教授(室蘭工業大学コンピュータ科学センター長)

最初のセッションは室蘭工業大学の太田教授。プログラミングに学び・携わることで広がる可能性を、ご自身のキャリアや経験を踏まえてお話頂きました。太田教授は学生の頃からコンピュータサイエンスを軸に学ばれ、研究の道に進まれたそうです。キャリアや学びに関するたくさんのエッセンスが詰まったお話は面白く、参加者さんも頷いたりメモを取ったりしていました。

太田香教授の「programmer != otaku」というユニークなセッション

Pythonデータ分析コトハジメ (ハンズオン) @maaya

小ネタ満載のpython紹介
続いてはmaayaさんによる初心者向けのPythonを使ったデータ分析のハンズオン。Pythonとはどんな言語なのかを知ってもっらた後、実際にJupyter Notebookを使って都道府県の統計データで簡単な分析にチャレンジ。各都道府県の面積÷ラーメン店舗数でラーメン屋さん1店舗あたりのカバー面積を計算して気づいたこととは!?グラフや統計量を使って得られた結果を一緒に考察していくセッションでした。

Pythonで予測をしてみよう(ハンズオン) @KANAN

ペンギン種類予測チャレンジ
最後のセッションはPythonでのデータ分析応用編で予測にチャレンジするハンズオン。ペンギンデータを使って、クチバシの長さや体重等からペンギンの種類を判別してみます。今回はいくつかある項目の中から、種類を見分けられそうな2つを自分で選び、そのデータを使ってモデルを構築します。実際のモデルがどう考えて見分けたのかも可視化しながら確認。参加者の皆さんはデータの分布から、一番見分けられそうな項目をしっかりチョイスできていました。

Day2:PyLadies Caravan in 苫小牧

2日目は苫小牧にある苫小牧市文化交流センター アイビー・プラザさんでの開催です。
Day2は実際に動くものを作ってみようをテーマにハンズオンてんこ盛りの3セッション。以前札幌開催した際に来てくれた方や大学生さん計4人が集まってくれました。
Day1と同様にPyLadiesやPyLadies Caravanの紹介をした後に、自己紹介タイム。持ち寄りお菓子をもぐもぐしながらセッションスタートです。

Pythonコトハジメ(ハンズオン) @KANAN

みんなでハンズオン
まずはPythonの基本のキを学ぶPythonコトハジメ。Pythonの歴史や特徴を紹介しつつ、早速ハンズオオンへ。変数や数値計算、関数化や条件分岐などを学び、次の誕生日まで何日なのかを教えてくれるプログラムを作成しました。エラーが起きたら助け合って、皆でワイワイ。長時間ハンズオンでも皆さん元気に進めてくれました。

Open CV + YOLO はじめのいっぽ(ハンズオン) @Azusa

続いては現地スタッフでお手伝いしてくれたAzusaさんのセッション。Azusaさんの得意領域である画像処理のハンズオンです。OpenCVを使って画像を読み込み、カラースケールの変換や画像のリサイズ・切り抜きについて学びます。画像の色味が変わったりして面白い。その後、もう一歩踏み込んでYOLO学習済みモデルを使った物体検出。今回はサンプル写真から猫を検出して、猫だけを切り抜きました。ひとつひとつの処理を丁寧に解説してくれたAzusaさん、ありがとうございました!

OpenCV+YOLOで画像遊び

Streamlit で分析結果をWEB公開しよう(ハンズオン) @maaya

色々機能満載streamlit
本日のオオトリはmaayaさん。画像処理から毛色を変えて、簡単に分析結果をWEB可視化できるStreamlitを使ってのハンズオンです。PyLadiesの東京リージョンのコミュニティであるPyLadies Tokyoの参加者数推移のグラフを可視化したり、他にも自分のPCカメラの映像を表示させたり、ページにバルーンを飛ばすエフェクトを出してみたりと皆さん楽しそうにコーディングしていました。

さいごに

今回は北海道での2Daysそれぞれ別のテーマで開催し、総勢7名の参加者にお越しいただきました。両日ともイベント開催後にご飯がてら懇親会も開催して、とても盛り上がりました。仕事や趣味、プログラミング等いろんな話題に花が咲いて楽しい時間でした。
ご参加いただきありがとうございました!

そして、PyLadies Caravanでは、運営スタッフを募集しています!!
PyLadies CaravanのMeetUpを開催するには、開催地にお住まいの「地元スタッフ」が不可欠です。PyLadies Caravanのイベントに興味が沸いた女性Pythonistaの方がいらっしゃいましたらぜひ下記お問い合わせフォームよりご連絡ください!

PyLadies Caravanお問い合わせフォーム

また、通年各地のPyLadies Caravanに携わるコアな運営スタッフも随時募集中です。ご興味ある方いらっしゃいましたら同じく上記お問い合わせフォームよりご連絡ください!

もっと日本中の女性Pythonistaを元気に('ω')g!
以上、PyLadies Caravanからのイベント報告でした〜

2024-11-22

PyCon JP TV #46「PyCon APAC 2024振り返り」を配信しました。次回 #47は2024年12月6日(金)配信、テーマは「Rust製で話題のPythonパッケージ・プロジェクトマネージャーuvの紹介」

鈴木たかのり@PyCon JP Associationです。 

PyCon JP TV #46「PyCon APAC 2024振り返り」を配信したのでその報告と、次回#47「Rust製で話題のPythonパッケージ・プロジェクトマネージャーuvの紹介」の予告です。

配信予定のGoogleカレンダーはこちらです。配信日を忘れないようにカレンダーへの登録をお願いします。

PyCon JP TV #46: PyCon APAC 2024振り返り

前回のPyCon JP TVでは「PyCon APAC 2024振り返り」と題し、2024年10月末にインドネシアのジョグジャカルタ開催されたPyCon APAC 2024でどんなことがあったかを、パーソナリティ2人の目線で紹介しました。
視聴してくれたみなさん、チャットで参加してくれたみなさんありがとうございます。見て面白かったら高評価してくれたり、チャンネル登録してくれるとうれしいです。
動画はこちらです。


各種関連情報へのリンクなどは、以下のPyCon JP TVのWebページで確認できます。
Pythonニュースでは以下についてとりあげました。
  • Python国内イベント関連ニュース
    • PyLadies Tokyo 10周年記念パーティ開催レポート
    • 「オープンソースカンファレンス2024 Tokyo/Fall」でPyCon JP Associationのブース展示を行いました
    • 関西オープンフォーラム2024(KOF2024)にPyCon JP Associationが出展
    • PyCon mini 東海 2024 11月16日(土) 開催
  • 海外Pythonイベント関連ニュース
    • PyCon Hong Kong 11月16日(土), 17日(日)開催
    • PyLadiesCon 2024 12月6日(金) ~ 8日(日)オンライン開催
    • PyCon APAC 2025 フィリピン・マニラ近郊で3月1日(土), 2日(日)開催
  • その他Pythonニュース
    • Python 3.13.0がリリース
    • 2024年度 Python 開発者アンケート実施中
    • Announcing Python Software Foundation Fellow Members for Q2 2024!

メイントーク: PyCon APAC 2024振り返り

メイントークでは、2024年10月末にインドネシアのジョグジャカルタ開催されたPyCon APAC 2024の様子を、キーノートの他、日本メンバーの発表の様子なども交えて、パーソナリティ2人の視点で紹介しました。

PyCon JP TV #47 予告: Rust製で話題のPythonパッケージ・プロジェクトマネージャー「uv」の紹介

次回のPyCon JP TV #47は、2024年12月6日(金)に19:30から配信予定です。

メイントークのテーマは「Rust製で話題のPythonパッケージ・プロジェクトマネージャーuvの紹介」です。

uvはpip、pip-tools、pipx、poetryなどのさまざまなPythonのパッケージマージャー、プロジェクトマネージャーを1つのツールで置き換えることを目標に開発されていいます。またRustで書かれており、高速にどうさすることもその特徴の1つです。

次回はそのuvがどのように使えるのかを、ライブでデモしながらお見せします。私自身uvを知ってはいますが、ほぼ使ったことはないので楽しみです。

それでは、次回のPyCon JP TVでお会いしましょう。お便りもお待ちしています。

「こんな内容を扱ってほしい」「パーソナリティーへの質問など」お気軽にご意見お寄せください!!


 

2024-11-14

PyCon JP 2024会計報告 / PyCon JP 2024 Financial Report

(The English version is below of this post)

主催メンバー振り返りでの様子

 

日本語版: PyCon JP 2024会計報告

こんにちは。PyCon JP 2024会計リーダーのPeacock (@peacock0803sz)です。 PyCon JP 2024(2024年9月27日(金)ー29日(日)開催)の収支が概ね確定しましたので、当エントリで報告します。

PyCon JP 2024は昨年のPyCon APAC 2023とは異なり日本国内がメインのカンファレンスとしての開催でしたが、 海外からの登壇者・参加者も多く来場されており国際的にも盛況な状況でした。

例年同様、主催メンバー(スタッフ)の活動は完全にボランティアで活動しています。 そのため、以下に記載する暫定版の収支データにも 「主催メンバーへの報酬・給料」は発生していません

 

収支概要

当エントリー公開時点での収支の概要としては以下表の通りになっています。 


内容・用途

金額(千円)


純利益

3,627

収入

収入の部の合計

35,654


スポンサー協賛金

22,288


チケット収入

11,658


PSFからの支援

2,122

支出

支出の部の合計

32,027


会場費

11,372


飲食・ケータリング

6,345


遠方支援

3,360


グッズ・ノベルティ

3,055


トーク収録

2,338


主催メンバー会議・飲食(合宿含む)

922


同時通訳

833


会期中の主催メンバー宿泊

640


その他会場設備・輸送

635


会場WiFiネットワーク

502


基調講演・招待講演者の旅費・交通費

502


デザイン制作・事務作業外注

408


スポンサーブース企画

277


託児

239


オンライン宣伝広告

213


その他

387

 

PyCon JP 2024の予算計画・会計を振り返って

近年のPyCon JPイベント会計では「会場費などの固定的なコストに対してはスポンサー収入を、飲食物などの変動的なコストについては参加費収入を相当する」という方針で計画・運用しています。 上記の方針・考え方で進めることで、参加人数(チケット売り上げ)の増減に大きく依存しない予算の策定が可能です。 この考え方は2020年から昨年(PyCon APAC 2023)まで会計を担当していたyoshidaさんのものを参考にしています。

ただし今年は下記のような背景があり、添付のスクリーンショットのように開催の3ヶ月以上前まで赤字を覚悟しての開催でした。



赤字を覚悟していた背景:

  • 完全にパンデミック以前のスタイルに振り切ったPyCon JPとして久々の開催だった

  • スポンサー協賛金の見込みが予測できない状況だった

  • 昨今の物価上昇の影響で、様々な支出額の高騰が予想されていた

このような状況の中でも最終的に収支を黒字で終えられた要因としては、以下が大きいと認識しています。

  • スポンサー応募期間の後半でも多くの企業から応募をいただけたこと

  • Python Software Foundation (PSF)から$15,000分の支援(Grants)を得られたこと

  • 昨今の大規模イベントへの参加者数が予想できない状況の中、ランチやパーティーなど飲食物ケータリングの数量を直前まで調整していたこと

  • (会計担当だけでなく)主催メンバー全体でコスト管理・改善の努力を意識できたこと

なお、当イベントで発生した収益はPyCon JP 2025以降の初期費用や、一般社団法人PyCon JP Associationが主催するPythonコミュニティへの支援事業の原資などとして使用させていただきます。

Pythonコミュニティに理解のあるスポンサー企業やPatron含めた参加者・主催メンバーなど全ての関係者の皆さんに、この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。


PyCon JP 2025について

次回(PyCon JP 2025)は東京を飛び出し、広島での開催を予定しています。 詳細は先日公開している以下エントリーを参照ください。

PyCon JP 2025は来年9月に広島での開催が決定!座長は西本卓也さん!https://pyconjp.blogspot.com/2024/10/pyconjp2025-co-chair.html


In English: PyCon JP 2024 Financial Report

Hello, I am Peacock (@peacock0803sz), the financial leader of PyCon JP 2024. As the financial results for PyCon JP 2024 (held from September 27th to 29th, 2024) have been mostly finalized, I would like to share them in this entry.

Unlike last year (PyCon APAC 2023), PyCon JP 2024 was primarily a domestic conference in Japan, but we also welcomed many international speakers and participants, making it a successful international event.

As in previous years, the organizing members (staff) participated entirely on a volunteer basis. Therefore, the provisional financial data below does not include any compensation or salary for organizing members.


Financial Summary

The financial summary as of the publication of this entry is as follows:


Description

Amount

(in thousand yen)


Net Profit

3,627

Income

Total Income

35,654


Sponsorships

22,288


Ticket Sales

11,658


Support from the PSF

2,122

Expenditure

Total Expenditure

32,027


Venue Costs

11,372


Food & Catering

6,345


Travel Support

3,360


Goods & Novelties

3,055


Talk Recording

2,338


Organizing Meetings & Meals (including member's camp)

922


Simultaneous Interpretation

833


Organizing Members’ Accommodation

640


Other Venue Equipment & Transportation

635


Venue WiFi Network

502


Keynote & Invited Speakers’ Travel Expenses

502


Logo Design Production & Administrative Outsourcing

408


Sponsor Booth Planning

277


Childcare

239


Online Advertising

213


Others

387


Reflections on PyCon JP 2024 Budget Planning and Accounting

In recent years, the PyCon JP event accounting has been planned and operated with the policy of covering fixed costs such as venue fees with sponsorship income and variable costs such as food and drinks with participation fees. By advancing with this policy and approach, it is possible to formulate a budget that does not heavily depend on the fluctuation of the number of participants (ticket sales). This approach is based on the ideas of Yoshida-san (a Japanese post), who was in charge of accounting from 2020 to last year (PyCon APAC 2023).

However, this year, due to the following circumstances, we were prepared to operate at a loss until over three months before the event, as shown in the attached screenshot.




Background for preparing for a loss:

  • It was the first PyCon JP event in a long time that fully returned to a pre-pandemic style.

  • The forecast for sponsorships was uncertain.

  • Due to recent inflation, various expenses were expected to rise.

Despite these challenges, we were ultimately able to close with a surplus due to the following factors:

  • Many companies applied for sponsorships even in the latter half of the application period.

  • We received $15,000 in grants from the Python Software Foundation (PSF).

  • We adjusted the quantities for catering such as lunches and parties until the last minute, amid unpredictable attendance numbers for large-scale events.

  • The entire organizing team (not just the accounting department) was conscious of cost management and improvement efforts.

The profits generated from this event will be used for initial costs of future events like the PyCon JP 2025 and as funds for projects supporting the Python community organized by the PyCon JP Association.

We would like to take this opportunity to express our gratitude to all the sponsors, patrons, participants, and organizing members who understand and support the Python community. Thank you very much.


About the PyCon JP 2025

Next year, the PyCon JP 2025 is planned to be held outside of Tokyo, in Hiroshima. Please refer to the following entry for details.

(In Japanese Only): PyCon JP 2025は来年9月に広島での開催が決定!座長は西本卓也さん! https://pyconjp.blogspot.com/2024/10/pyconjp2025-co-chair.html