一般社団法人PyCon JP Associationの寺田です。
動画公開
PyCon JP 2021は2021年10月15日(金)、16日(木)にオンラインとオンサイト(現地)のハイブリッド開催でした。オンサイト(現地)は、15日(金)午後に東京都千代田区にて開催されました。
オンサイトの様子を撮影し、「スタッフ」、「来場者」、「キーノートスピーカー」にインタビューを行い、約18分の動画として公開しました。
この動画では、開催準備中の座長や会場担当スタッフの意気込みが収録されており、続いて、キーノート前後に来場者のインタビューがあります。最後に、キーノートスピーカーに登壇直後に収録したインタビューが入っています。どれも当日の雰囲気が伝わるものになっていると思います。ぜひご覧いただければと思います。
この記事では、なぜこの動画を公開したのか、撮影方法や編集方法などを綴りたいと思います。
モチベーション
久しぶりにリアルに人が集まるイベントが開催されることとなりましたが、オンラインメインのイベントであることに変わりはありませんでした。そこで、現地の雰囲気を少しでも知ってもらえたらと思い、この動画を作りました。
現地の雰囲気を知ってもらうだけでなく、スタッフのインタビューや、来場者の話しを伝えるチャンスになるのではないかと思ったのです。
また、現地にてキーノートスピーチが行われたので、ぜひともキーノートスピーカーにお話が聞ければと思っていました。個人的に聞くより、せっかくなので皆さんにもインタビュー内容をお届けできればと思ったしだいです。
この発想は、US PyCon 2019で、ブースを回ってインタビューをしている姿を見かけたり、私自身が撮ってきた動画が思ったより会場の雰囲気を伝えられるなと感じたことに起因しています。
個人的な趣味として、この1年間で動画の撮影や編集をする面白さを知ったこともあります。
撮影方法
撮影は、寺田一人で行いました。よく言われるワンオペって言うものです。
Go Pro Hero 9に、Max Lensという物を付け、水平維持やデジタルスタビライザとなるように設定をしたものを使いました。
Go Proだけだと、音質が良くないと感じていたので、音声は別撮りしています。
音声は、ダイナミックマイク2本を、Zoom H6というポータブル録音装置を使い、2ch録音しました。
動画と音声を別の機器で保存しているので、編集時にタイミングを合わせるために、録画・録音開始時に、「3, 2, 1 パン」と手を叩いて、映画撮影のカチンコのようなことをやりました。
編集方法
編集には、無料で高機能な編集ができる、DaVinci Resolve 17を用いました。有料ライセンスと専用キーボード(Speed Editor)を以前に手に入れていたので、それを用いて編集しました。
編集作業の最初は、複数のファイル(8〜10個)に分割されていた、動画と音声をそれぞれのタイミングで並べるところからの作業でした。この作業は思ったより大変でした。自動で音声を同期する仕組みがあるようですが、私が撮影した、動画1ch/音声2chの組み合わせだとうまくできず、手動で並べてタイミングを合わせるという、かなり面倒な作業の繰り返しとなりました。
その後、必要な箇所をカットしてつないでいく作業を繰り返し、タイトル画像を差し込みと行った作業を行いました。さらに、つなぎ部分をなめらかにするためのトランジションを入れていくという作業です。
最後に、音量の調整を細かくし、インタビュー中に話者をアップにするトランジションを入れるといった作業も行いました。
ここまで、おおよそ4時間程度かかったかなっと言う感じでした。(DaVinci Resolveの使い方を調べながらという感じでした)
最後に、話者の紹介テロップを入れて、YouTubeにアップロードでして完成となりました。
秘話
音量のゲイン調整に失敗
会場担当のShinonomeさんの所で音が割れています。途中で気がついて録音機材で音量をセーブしたつもりだったのですが、うまく録音できませんでした。(反省)
マイクケーブルが映り込んでいる場所がある
録画されたビデオを見て気が付きました。確認不足ですね・・。
録画・録音の失敗で、インタビューしたのに紹介できなかった方がいた
来場者のインタビューを他にも撮っていたのですが、音声が撮れていなかったり、動画が綺麗にできてないなど、ボツにせざる負えない状況でした。インタビューに参加いただいた方、ごめんなさい。
テロップで話者を紹介
編集したものを何名かに見ていただいたのですが、「来場者が誰なのかわかりにくい」というツッコミをもらいました。
テロップを入れる作業(約30分位かな)を行いました。
まとめ
さまざまな妄想から始まったインタビュー動画ですが、私としては上出来!!って思っています。
ワンオペで撮影できたことや会場の皆さんからいろいろな話が聞けたのが良かったです。
他のイベントでもこのような機会があれば、何かしら作っていきたいと思います。
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